【第1日目】3月5日(土)
 ■行政説明(15:30〜16:30)
福 祉 有 償 運 送 ガ イ ド ラ イ ン を 巡 る 動 向
昨年3月に公表された『福祉有償運送及び過疎地有償運送に係る道路運送法第80条第1項による許可の取扱いについて』(ガイドライン)について、自治体における取り組み状況や、運営協議会設置推進に向けた取り組みなど関連する情報について国土交通省より説明や情報提供をいただきます。
  ○国土交通省自動車交通局

 ■鼎談(16:40〜17:40)
どこまできたのか、どこへゆくのか、移送サービス
ガイドラインによって広がりを見せる移送サービス。市民運動として展開されてきた経緯をふりかえりながら、こうした活動が今後、自治体施策や地域交通システムにどのような影響を与えていくのか、長く移送サービスを関わってきた立場の三人がそれぞれの考えについて語りあいます。
  ○秋山哲男(東京都立大学大学院都市研究科教授)
  ○阿部司(東京ハンディキャブ連絡会代表) ※他、調整中

【第2日目】3月6日(日)午前
 ■第1分科会 [時間]10時〜12時
『福祉有償運送ガイドライン』とは? -基本の解説-
最近あちらこちらでよく聞くようになった「ガイドライン」。何となくは知っているけれど、でも細かくは知らない、資料も時間がなくてなかなか読めない・・・・。そうした方々のために、ガイドラインの内容や運用状況の実際について、わかりやすく解説します。これから「ガイドライン」を知る人、いそがしくて今まで「ガイドライン」を勉強できなかった方におすすめの分科会です。
  ○伊藤正章(東京ハンディキャブ連絡会事務局長)
  ○移送・移動サービス地域ネットワーク団体連合会※調整中

 ■第2分科会 [時間]10時〜12時
運転協力者研修・運行管理者研修のモデル化について
本年度、国土交通省が実施している『NPO等が行うボランティア輸送における運行管理等リーダー及び運転者に対する人材育成のための教育体制の整備』では、運転協力者研修や運行管理者研修についてのモデル化が検討されており、全国8箇所における検討会をとおしてモデルカリキュラムづくりがすすめられています。
この検討の経過や内容について報告いただきながら、研修のモデル化が移送サービス団体や運営協議会にどのような影響を与えるのかを考えます。
  ○財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(予定)

 ■第3分科会 [時間]10時〜12時
介 護 輸 送 の ニ ー ズ を 探 る
高齢者人口の増加などにともない、移動困難者の範囲は、今まで以上にひろがりを見せています。特に、介護における移動送迎ニーズは日々高まりを見せており、かならずしも車いす利用者だけではない人びとを、どのような車両によって、どのような方法で送迎支援するのかが地域の中で問われています。
地域で顕在化しつつある介護輸送を取り巻く移動送迎のニーズを探りながら、これらを対応するために必要な取り組みや施策について考えます。
  ○介護輸送にとりくむNPO法人やボランティア・市民活動団体※調整中

3月6日(日)午後
 ■第4分科会 [時間]13時30分〜15時30分
『 福 祉 有 償 運 送 ガ イ ド ラ イ ン 』 を 検 証 す る
− 何が起きていて、何がすすんでいないのかー
ガイドラインをめぐり、次第に自治体間における取り組みや運営協議会のあり方に差が目立ち始めています。すでに立ち上がっている運営協議会の機会をみても、移送サービスへの理解が十分得られない場合も少なくありません。
この分科会では、すでに設置がすすんでいる自治体の運営協議会の動向等をみながら、ガイドラインの運用状況について検証を試みます。
  ○阿部司(東京ハンディキャブ連絡会代表)
  ○移送・移動サービス地域ネットワーク団体連合会※調整中

 ■第5分科会 [時間]13時30分〜15時30分
利 用 者 は 語 る 〜移送サービス利用者アンケート結果より〜
自治体などで、移送サービス実施団体の調査がすすむ一方で、肝心の移動困難者のニーズ把握についてはまだ十分な取り組みが行われていない状況です。
こうした中、今回の研究協議会では、2001年に引き続き、東京都内10団体の協力を得て利用者本人にうかがう「移送サービス利用者調査」を実施しました。
この調査結果、そして利用者へのインタビュー画像をみながら、利用者は何を考え、そして地域の公共交通や移送サービス団体に対して何を求め、どのような視点でながめているのかをさぐります。
  ○藤原孝公(東京ボランティア・市民活動センター)
  ○現在、移送サービスを利用されている方のインタビュー映像(ビデオによる)

 ■第6分科会 [時間]13時30分〜15時30分
福 祉 車 両 を 考 え る 〜利用者に合った福祉車両の選び方〜
さまざまな利用者のニーズを見極めながら、利用者の視点に立った車両選びが求められています。この分科会では、利用者の身体的特性などを踏まえながらボランティア・市民活動団体が移送サービスを実施する場合における車両の選び方について学びます。
  ○藤井直人(神奈川県総合リハビリテーションセンター研究部リハ工学研究室長)

 ■全体会 [時間]15時50分〜17時30分
ガイドラインの先にみえるもの 〜移送サービスの将来展望〜
「ガイドライン」だけで移動困難者の送迎支援は終わったわけではありません。しかし、送迎支援について、自治体間での取り組みに差が出始めつつある一方で、地域の中で移送サービス団体と自治体、事業者との連携がうまく行えていないことも聞かれます。
移送サービスに取り組む団体が3,000以上(東京ハンディキャブ連絡会調べ)といわれ、社会資源として定着する中、「ガイドライン」だけの問題に目を奪われるのではなく、その先の、増え続ける送迎ニーズに応えるための地域社会の移動支援のあり方について、展望を考えます。

3月6日(日)終日
 ■車両展示会
福祉車両フェア〜主要メーカーの最新情報を集めよう〜
主要各社の福祉車両や自動車メーカー各社による車両展示会です。メーカーの担当者による説明や相談もあわせて行われます。移送サービスを始めたい人、福祉車両を買い換えようと思っている人などは必見です。どうぞお気軽にご覧下さい。

3月5日(土)/13:00〜15:00
移送サービス基礎講座 『 はじめよう・移送サービス 』

移送サービスの歴史、目的、法的問題などの概念や車両の選択・入手方法、運行方法、コーディネーター業務の運営方法について、これから移送サービスを始める団体や始めたばかりの団体担当者を対象にわかりやすく解説します。※講座の詳細は東京ハンディキャブ連絡会にお問い合わせ下さい。(電話・ファックス/03‐5261‐8970)
●基礎講座の参加には、研究協議会とは別にお申し込みおよび受講料が必要です。
  〔基礎講座受講料〕2,000円

宿泊先について
  研究協議会の参加にあたっての宿泊先については、各自で手配いただきますようお願いいたします。
  (ただし会場近辺の宿泊先情報については、下記あてにお問い合わせ下さい)

お申し込みおよび当日の受付方法について
〔参加費およびお申し込み方法〕

3,000円(一人あたり、資料代含む)※当日、受付にてお支払い下さい。
 別紙申込書に所定事項をご記入の上、3月2日(水)必着で下記あてにお申し込み下さい。
  ※5日あるいは6日どちらか一日のみの参加の場合でも上記参加費をいただきます。
  ※ただし基礎講座受講希望の場合、別途参加費が必要です。(上記参照)
〔当日の受付方法〕

申込後は当日、直接会場までおこし下さい。
 ※定員等でお受けできない場合以外、事務局からご連絡いたしません。
当日は、受付で申込用紙に記載した氏名をお伝え下さい。
 ※申込用紙と異なると受付が遅れる場合があります。

〔申込定員〕〔案内図〕
 300名(定員になり次第締切とさせていただきます)

〔お申し込み・お問い合わせ先〕
  東京ボランティア・市民活動センター
                      (担当:藤原)
  〔住所〕〒162‐0823 東京都新宿区神楽河岸1−1
  〔電話〕03-3235-1171
  〔ファックス〕03-3235-0050
  〔ホームページ〕http://www.tvac.or.jp/
  ※ホームページからもお申し込みができます。
○JR線『飯田橋』駅下車西口徒歩1分
○営団地下鉄有楽町線・南北線・東西線
・都営大江戸線『飯田橋』駅下車B2b出口より直結

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