3月10日(日)/午前(10:00〜12:00)

第1分科会
移送サービス・運転協力者研修をすすめよう
移送サービスの安全性と社会的な信頼性を高めるためには、運転協力者の研修は重要です。市民活動団体や社会福祉協議会により提起され、実践されている各地の運転協力者研修の概要を知り、市民活動団体の移送サービスに求められる研修のあり方を考えます。
  ○須戸 哲 (NPO法人 自立生活センター ハートいしかわ 理事/石川)
  ○井上 憲一(自立支援センター・OSAKA 事務局長/大阪)
  ○前沢 仁人(NPO法人 日常生活ケアセンター/大阪)
  ○篠原 政良(社会福祉法人 豊島区社会福祉協議会/東京)


第2分科会
病院通院、そのあり方を考える
通院は、患者にとって必要不可欠です。介護保険制度の中でも通院への対応などが近年、論議を呼んでいます。患者側から見た通院送迎サービスのあり方と、病院側による送迎手段の確保と移送サービスとの連係を考えます。
  ○藤井 直人(神奈川リハビリ研究・研修所 リハビリテーション工学研究室)
  ※他、病院関係者を予定。
  〔司会〕伊藤 正章(東京ハンディキャブ連絡会)


第3分科会
「外出支援情報センター構想」を考える
市民団体の手によるニーズ調査やモデル実践などを踏まえ、行政に提案を行なった「外出支援サービス事業」の内容とその経緯、そしてその提案の中心である「外出支援情報センター」構想について報告を行いながら、自治体単位での送迎サービス推進の上で市民活動団体が果たす役割を考えます。
  ○横木 茂樹(NPO法人 暮らしいきいきサポートの会 理事長/神奈川)


第4分科会
市民と自治体がともに取り組む移送サービス
区市町村における独自施策として、外出時の送迎支援として移送サービスなどが位置づけられる例が増えています。この分科会では、自治体における事例報告から、自治体がどのように移送サービスに取り組んでいくか、そして市民と自治体がどのように協働していくのかを考えます。
  ※調整中

3月10日(日)/午後(13:15〜15:15)

第5分科会
ニードをカタチに〜移送サービス・コーディネーターの役割を考えよう〜
利用者からの相談を受けとめて、ニーズを把握し、サービスにつなげる…。移送サービスには、コーディネーターの存在が欠かせません。コーディネーターとして求められる役割について、コーディネーター、運営責任者、そして利用者などの視点から、具体的な場面を想定しながら考えます。
  ○秋山 糸織(NPO法人 移動サポートひらけごま 代表/東京)
  ○竹田  保 (小規模作業所ホップ 代表/北海道)
  ※他、移送サービス団体のコーディネーターを予定。


第6分科会
次世代タクシーとバスはこうなる?ユーザーの意見を反映させよう
国土交通省では、次世代のタクシーと路線バス用の標準化モデル車両づくりをすすめています。これにユーザーとしての意見を反映させましょう。移送サービス関係者の知識と経験が、新しい車を作ります。
  ○鎌田  実 (東京大学)
  ○岡野 俊豪(日野自動車製品開発部 チーフエンジニア)
  ○和平 好弘(財団法人運輸政策研究機構 調査室事業推進 マネージャー)
  ○星野 近人(バスから地域交通を考える会)
  ○渡辺 啓司(ジョイプロジェクト 代表) 他
  〔司会〕伊藤 正章(東京ハンディキャブ連絡会)


第7分科会
移送サービスの生き残り戦略 〜タクシー事業化はYesか、Noか?〜
移送サービス団体の中で、非営利事業としてタクシー免許を取得する団体が現れています。この場合、80条問題はクリアしても、非営利福祉事業としての移送サービスの性格には矛盾しないのでしょうか?タクシー化を目指す団体などとともに、その背景やあり方について議論をしながら、移送サービスの生き残り戦略を考えます。
  ○安藤  恭介 (NPO法人 稲の穂 代表/岡山)
  ○中島 晃士郎(NPO法人 エイエスピー 代表/茨城)
  ※他 調整中
  〔司会〕阿部 司(東京ハンディキャブ連絡会)


第8分科会
道路運送法問題と移送サービス 〜何が問題となっているのか〜
ボランティア運行の移送サービスで料金を徴収することは、非営利事業であっても、道路運送法80条の有償運行許可に違反する可能性があるといわれています。一方で、地域で生活する移動困難者の送迎支援には、移送サービスは欠かせません。この分科会では、道路運送法問題の基本を理解しながら、法律のどの点が問題なのかを探ります。
  ○移送サービス実施団体からの事例報告
  ○有住 淑子(弁護士)
  〔司会〕安藤 雄太(東京ボランティア・市民活動センター)

3月10日(日)/午後(15:30〜17:00)

シンポジウム
岐路に立つ市民活動としての移送サービス
〜問題は法制度か、あるいは市民活動団体の方向性なのか〜
移動送迎のニーズが増えるのとあわせて、移送サービスの役割が高まりを見せる一方で、法的な問題などによりその社会的位置づけは確立されていません。移送サービスが、市民の参画による運営によって、地域の中でどのような役割を果たしていこうとしているのか、行政や企業とどのように連携・協働しながら展開していくべきか、市民側からの積極的な提起と、そのための議論が求められています。研究協議会の最後を締めくくるシンポジウムでは、移送サービスを含めた社会の移動送迎手段のあり方と、市民活動の移送サービスが果たす役割、そして方向性について考えます。
  ○金澤 哲夫(愛知県ハンディキャブ連絡会 副理事長/愛知)
  ○越谷 秀昭(NPO法人 青森車椅子移送サービスセンター 理事長/青森)
  ○阿部  司 (東京ハンディキャブ連絡会 代表/東京)
  ○秋山 哲男(東京都立大学 大学院都市科学研究科 教授)

3月10日(日)/9:30〜18:00(新宿中央公園・特設会場)
福  祉  車  両  展  示  会
福祉車両や自動車メーカー各社による車両展示会です。メーカーの担当者による説明や相談もあわせて行われます。どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。

3月9日(土)/14:00〜17:00(飯田橋セントラルプラザ)
移  送  サ  ー  ビ  ス  基  礎  講  座
移送サービスの歴史、目的、法的問題などの概念や車両の選択・入手方法、運行方法、コーディネーター業務の運営方法について、これから移送サービスを始める団体や始めたばかりの団体担当者を対象にわかりやすく解説します。
○研究協議会(3月10日)とあわせて参加の場合・・・〔基礎講座受講料〕1,000円
○基礎講座(3月9日)のみ参加の場合・・・・・・・・・・・・〔基礎講座受講料〕2,000円

移 送 サ ー ビ ス 相 談 コ ー ナ ー(予約制)
移送サービスを始めたけど、わからないことばかり。電話ではとても聞けない難しい話も、ひざをつきあわせれば理解はできる?初めての企画として相談コーナーを設けま(要予約)。
○相談料は無料(ただし資料等のコピーが必要な場合、実費分をいただきます)

お申し込み方法について
〔参加費およびお申し込み方法〕
  3,000円(一人あたり。資料代含む)※当日、受付にてお支払い下さい。
  別紙申込書に所定事項をご記入の上、3月6日(水)までに下記あてにお申し込み下さい。
  ※締切日必着
〔参加券の送付〕
  お申し込みをいただいた方には「参加券」を郵送またはファックスにてお送りいたします。当日は、
  参加券を受付まで必ずお持ち下さい。(参加券をお忘れの場合、受付をお待ちいただく場合がありま
  す)
〔申込定員〕
  300名(定員になり次第締切とさせていただきます)
〔お申し込み・お問い合わせ先〕
  東京ボランティア・市民活動センター(担当:藤原・栗原)
  〔住所〕〒162−0823 東京都新宿区神楽河岸1−1
  〔電話〕03−3235−1171 〔ファックス〕03−3235−0050
  〔URL〕http://www.tvac.or.jp/  ※ホームページからもお申し込みができます。
会場案内図(プログラム・日程により会場が異なりますのでご注意下さい)
3月9日(土)
基礎講座 / 相談コーナー
3月10日(日)
分科会 / シンポジウム / 車両展示会
※どちらか一方の参加でもかまいません
戻る