東京ハンディキャブ連絡会 2010年度活動計画案
2010.7.11

1.はじめに
 交通基本法制定がとりだたされている今日、すべての人々の移動権がいかに保障されるのか、その動向から目が離せません。その中で自家用有償旅客運送がどのような役割を担えるのか、私たち自身が考えておく必要があります。

 自家用有償旅客運送について言えば、東京都内であっても地域によってその様相は異なります。自治体における運営協議会のあり方次第というところあり、対応に苦慮しているケースもあります。当連絡会では、そうした相談に対応することに力をいれていきます。

 当連絡会の逼迫する財政難をどう打開するか、このところの積年の課題です。会費収入が伸び悩んでいることを考えると、事業収入を確保しなければなりません、今年度はこうした考えに立脚し、いくつかの取り組みを試行していきます。

 一方で当連絡会の原点に立ち返り、活動を見直すことも着手します。その上で、当連絡会の今後の方向性を見出していきます。共に考えていただきますようお願い致します。

2.具体的事業内容
 @移送サービス関連研修・勉強会の開催
 ・移送サービス運転協力者講習会      5回
 ・セダン等運転者講習           5回
 ・移送サービスコーディネーター講習会   1回
 ・講習会インストラクター養成講座     1回
 ・移送サービス立ち上げ支援講座      1回
 ・都内団体を中心にした勉強会(交流会)  1回

 A情報収集・提供
 ・「東京ハンディキャブ連絡会ニュース」の発行 月2回程度
 ・ホームページの運営

 B移送サービスについての運営相談およびサポート
 ・福祉有償運送登録相談等
 ・駐車禁止除外指定車標章取得事務代行(有料化)
  団体会員の場合1台あたり500円。

 C「移送サービスのつどい2011」の企画・運営
  (東京ボランティア・市民活動センターと共催)
  日 程 2011年3月4日(金)〜6日(日)
  会 場 セントラルプラザ(新宿区神楽河岸)
  前回同様、より多くの人々が集える場作りをテーマに、企画内容の更なる
  充実を図ります。
  準備段階から人が集って来られるような仕掛けを検討します。

 D災害に関する取り組み
   当連絡会では、災害時の支援として三宅島の島民避難のサポートを行な
  ってきた実績があります。しかし、23区や多摩地域で発災した場合を想
  定して、私たちに何が出来るかや災害に対し日常的にどう備えるのかなど
  については、正面から取り組んできたとは言えません。そこで、今年度は
  東京災害ボランティアネットワークなどにご協力いただき、もっと身近に
  災害について考え、積極的に取り組んでいきます。

 E外部団体による講習・研修への講師派遣及び運営協力
 ・各種委員会、シンポジウム等への参加・協力を行います。
 ・移送サービスに関連する団体との連携を深めます。

  <今年度加盟を予定している団体>
   ・東京災害ボランティアネットワーク
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